新考案!根掛かり脱出シンカー完成!(特許出願済み)
 この機能、自信を持ってお届け致します!!現在販売されているシンカーのボディー部分(円柱部分)は、黒からクローム(銀)カラーとなっております。
サイズは4号、5号、6号、7号までです。更に重いも物も試作・検討中です。
 袋の中身は、このような感じで、重りの表面はゴム素材で覆われていまして、先端部と球状部分の2カ所で曲がったり、戻ったりします。  使い方は、捨糸を冠に通した後に、後ろの金色ピンに結んで取り付け完成です。
 糸を引くと、オモリはほぼ180度曲がり、そして糸を緩めると元の形に復元するようになっています。
 先端部はヒートン、黒色部分は硬質な樹脂で形成されています。 (少しでも環境面でどうにかしたい!)ということで、シンカー中心部分を鉄素材としました。少なくとも旧シンカーより、鉛の使用量を約40〜60%前後減らしたことになります。 金色のピンを冠やヒートンで作らなかったのは、手を抜いているのではなく意味があります。金色にメッキを施しました。
  このシンカーが従来のものより、根掛かりにおいて何処が優れているのか?を説明する前に、オモリというのは、一体何処が根掛かりを起こしてしまうのか?についてお話しますと、このシンカーの新機能に(なるほど〜〜!)と、うなずいて頂けると思います。 

 さて、「オモリのどの部分が、一番根掛かりしやすいのか?」ということですが、市販のどのオモリでも、見た目に一番解り易そうなところは誰が考えても「オモリの最大直径部分」でしょう。
 ですからその部分の根掛かりを防ごうといういうことで、できるだけ出っ張りの少ない流線型や棒状であったり、最大直径部分を滑り易いビニールなどでコーティングしたり、覆ったりというような、「根掛かりしにくいオモリ」も、現在販売されているわけです。これらの方法も何も施されていない鉛塊よりは、かなり根掛かりを防げます。

 ですが、そういったオモリであっても根掛かりを起こします。じゃ、あとは何処が根掛かるのか?というと「オモリの先端部分」です。
 例えば、岩と岩が重なってできるV字型の溝に釣り糸が先に入り込み、そしてその後に釣り糸が引かれることによって、オモリの先端部がそのV字型の溝にガチッとはまり込む・・これって一番多いオモリの根掛かりパターンでしょう。

  こうゆう場合に、根掛かりしたオモリが、釣り人から近距離ならば、竿を上にあおるとオモリが根掛かりから外れてくることって、体験がおありかと思います。何故外れるのか?と言いますと、引っ張る方向を変えることによってオモリの岩との摩擦の抵抗を変えられるからです。これをちょっと記憶しておいて下さいませ。

  さて、そこで!! この新シンカーが、先端部分と最大直径部分のどちらが根掛かりしても,共に根掛かりから脱出できる機能を有していれば良い訳ですが、それを説明致します。
 市販されているオモリでは、安定した飛行姿勢を保つ為もありますが、根掛かり防止の為に流線型ないしはナス型として、極力根掛かりしないようにもしています。が、この新DSシンカーの後部は球状です。通常の発想ならば、いかにも根掛かりし易い???(笑) ですがここにこそ、この考案のミソがあるのです。

 まずは見た目に一番根掛かりが多発しそうな、この新シンカーの後部(球状部分)の根掛かり脱出原理を説明いたします。私が今までのシンカーで一番苦労し、悩まされた非常に厳しい水底状態=「石に藻のヌメリがまったく無い、ゴロタ石が敷き詰められた水底」を想定したテスト画像です。
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 このような、岩と岩の間に出来るV字型の溝に、オモリ後部がガッチリと根掛かり、、、根掛かりとして最も頻繁に起こるパターンだと思います。鉛塊のオモリでは、ナス型にしてもナツメ型にしても、この状態からオモリの根掛かりを外すのは、ま〜ず難しい、、、あきらめるしかないでしょう。鉛では素材が柔らかくて余計に密着するのですねっ。
  さて、この新オモリでは表面を弾力性のあるゴム素材で覆われていまして、根掛かり状態から釣り糸が引かれると〜〜シンカーの球状オモリ部分が後部から前方へ回転を始めます。回転というより、前へころがるという表現のほうが良いでしょう。 ころがるわけですから、岩との接触点がくるりと変わってきますよねっ?(=摩擦の低減)

 そして、それと同時に、先端から円柱状の胴体部分も後ろへ引かれながら、球状のオモリの下に潜り込もうとしまして、胴体部分には反発性がありますから、オモリを上方向へ押し出そうとする力が働きます。そして〜〜 ポンと球状部分が上前方方向へ押し出されます。 
そして〜根掛かり脱出!

さて、次は先端部分が根掛かりを起こした場合に、どのように脱出してくるのか?

 まずは、先端部分のよくある根掛かりパターンですが、世の中に存在するオモリや公開特許の中で、ま〜ず脱出不可能だろう厳しい根掛かり状態を、あえて想定しました。ゴツゴツした岩と岩が重なり合った所にできる鋭角なV字の溝に、先に釣り糸が入り込んだ後に釣り糸が引かれてガチッ!と起こる根掛かりパターン。

 これって、この岩のゴツゴツの表面状態からしても、相当厳しい根掛かり状態だと思います。ここでも、通常の鉛塊のオモリや表面をコーティングしてあるオモリでさえも、相当回収不可能でしょう。胴体部分ではなく先端部の根掛かりですから。

 さて、新DSシンカーでは??? 下画像のように釣り糸を引きますと〜まずはオモリの後部が先端部に向かって曲がってきます。そうしますと、先程「記憶しておいてくださいね」と、お伝えしました「竿をあおると、根が掛かったオモリが外れてくることがあるという事実」と同じ現象となります。
   

 先端部より後部のオモリの直径が大きいですから、先端部の位置までは、後部の球状部分は入り込めません。ですから先端部と球状オモリの間には隙間が有りまして、この状態から更に釣り糸が引かれると〜根掛かった先端部分が上方向へ持ち上げられるのです。
 ここが、既存のオモリや、すでに公開特許となっているオモリでは不可能な、根掛かかり脱出機能です!!
 外れやすいように釣り糸の引っ張り方向を変えるなど、一切しておりません。糸を引いた方向は一定です。この脱出原理では、釣り糸が上方向に引かれようが、下方向に引かれようが、先端部が持ち上がり、脱出できることがお分かり頂けると思います。もっとも、海でオモリが釣り人より上にあること(下に引かれること)は、有りえないですよね?
 この場合には、オモリの先端部でなく、オモリの冠が根掛かりを起こした場合にも有効なのです。

 いかがでしょうか?こんなゴツゴツ岩での根掛かり状態から、脱出できる可能性の高いシンカーは、今までに無かったはずです


 それでは、誰もがもっとも(ほぉ〜 なるほど!)と納得できる、根掛かり脱出原理をもう一つ!!
 もしもオモリが根掛かった場合に、引いて来た方向とは逆方向に(後ろに)オモリを引っぱれば外れますよねっ?単純明快!でも、そんなことは通常は不可能・・・海へ潜ってオモリを後ろへ引く?(笑)
 ですが、この新オモリはどうでしょうか?先端部が根掛かりを起こした場合に、竿を瞬間的にチョンチョンチョンとあおりますと、このシンカーは曲がったり伸びたりを繰り返します。(画像1〜3までを瞬間的に行う=竿先をちょんちょんとあおる)
 このシンカーは後部にオモリの重心が有り、しかも胴体に反発性と復元力がありますから、伸びようとする時にシンカー全体を後方へ引っぱる力が働きます。(=シンカーを後ろへ引くのと同じ効果!) いかがでしょうか?

「オモリの根掛かりとは、摩擦!」 

 赤色部分が岩との接触部分ですが、ナス型、なつめ型などは、形状が流線型で、岩に海苔が付着しているならば、根掛かりしにくい形状とも言えますが、一旦根掛かりを起こすと岩との根掛かり接触部分が面での接触となり、その分摩擦も大きく、一旦はまり込むとまったくビクともしません。
                       

 ここでは岩と岩での想定ですが、テトラとテトラの重なり合う部分での、このようなな根掛かりパターンも、ご記憶にありますでしょ?
赤色部分が、岩との接触部分です。 
 一方、一見根掛かりしやすそうなこの新オモリの球状部分ですが、根掛かりした場合には、岩との接触面積が最も小さい形状と言えます。(=摩擦が小さい) 面ではなく「点」で接触します。ですから捨糸が引かれた場合に、球状部分を前方へ回転させやすいのです。 
 このような当初から明らかに根掛かりポイントだと解っている場合や、上記仕様でシンカーをロストしてしまった場合には、下画像のように、シンカー先端部を指で上方向に5mmほど曲げて使用してみて下さいませ。その事により常に釣り糸がシンカーの上になり、釣り糸の根ズレも少なくなり、根掛かり脱出確率が向上致します。
※ 「捨糸が球状オモリと岩との間に挟まって、切れないか?」とお考えの方もみえるでしょう。私も、当初はそれを心配しました。
 が、ご心配は要りません。一日中同じシンカーでキャストを繰り返したとしても、そのような原因で捨糸が切れるということは、ま〜〜ず起こりません。(数千キャストで実験済み)マルチ・ジョイントとシンカー間がフロロ3号の場合でです。


 実際のところは後部のオモリの形状を球状ではなく、ナス型にしてもなつめ型にしても、そこそこの根掛かり脱出は可能なのです。当然ながら、現存の市販されているオモリの全ての形状を入れ込んで試作して実際の海で実験し、メリット、デメリットを実験確認済みです。
 結果、単に根掛かり脱出率だけでなく、飛距離や飛行中の安定性、水底での着底感、引き寄せ感などをトータルを考えて、あえて球状を選択致しました。

 かといって、これさえあれば、オモリの紛失はまったく無いなどとと、お考えにならないで下さい。捨糸も気づかぬうちに傷が付きますし、わずかですが想定外の根掛かりパターン(ロスト仕掛けや蛇カゴの網に絡む)も存在します。またオモリが根掛りする以前に、メインラインが複数箇所根掛りを起こすというパターンもありますから。
 ですが、最も多く、最も難しい根掛かりパターンからの脱出を提示しているということをご理解下さいませ。ということは、このオモリで根掛かり脱出失敗の場合は、他のオモリで脱出可能かどうかご判断下さいませ。


 さて私は、将来的にはいつまでもいつまでも鉛の使用が許されるとは考えていないのですね〜鉛素材の釣り用オモリの禁止!となった際には、オモリ素材は環境にやさしい鉄やスズやタングステン素材となるしかないのですが、当然、素材のコストも掛かり、製造のための手間も掛かりますから高価になります。その時に何が物を言うかと言うと〜根掛かりにくく、他のオモリと比較して断然紛失率が少ない!という付加価値があれば・・・ 納得して頂けるのではないでしょうか?

 また、いくら安価であったり環境にやさしい素材で作られたオモリでも、無くすく量が多くては、ここぞという短いチャンス時に、仕掛けの作り直しばかり時間を取られたのでは、、、(-_\)  釣果にも大きく影響することでしょう。

 
また、私の当初から言い続けています底物の基本「根掛かるところは、魚の隠れ家。根掛かる所は、皆が避けて釣り場が空いている!」(笑)ですから、根掛りを減らす為ののシンカーではありますが、根掛りポイントでもより果敢に攻められるシンカーにしたいと言うことなのです。
この考案にご興味有る、釣り業界関係者様

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