なにせヒラメが横に口をあけてワームをくわえるのか、縦に口を広げてくわえるのか(体を縦にして)さえ不思議で、しかもそれによっては使用する釣り針も考えなくてはということでしたが、それ以上に興味深いことを見つけました。
皆さんは、思いっきり空腹のヒラメ(餌止めをしているため)がワームを見つけ時に、どのような行動を取ると思いますか?
- ワームをみつけたとたんに一揆にアタックする 。
- ワームを追い掛け回して、動きが遅くなってからくわえる。
- 自分の近くまでワームが近づくまで、じっと待っている。
- 近づいて餌かどうか確認してからアタックする。
実はどれも正解とは言えず、水槽にワームを入れアクション(動き)を加えると、ヒラメは目をキョロキョロさせながら目標を確認します。そしてその後、コブラのようにかま首を持ち上げだします。それと同時に背ビレ、胸ヒレを微妙に動かし始めぇ〜そして疑似餌にアタック!!丁度サンダーバード2号のように?(ちょっと古いなァ〜)ハクション大魔王のじゅうたんのように?(同じかァ ・・・)(笑)



で、ここで注目なのはその捕食形態より、その捕食までの時間なんですね。
ヒラメは元々夜行性でして、昼間は砂に潜り目だけを出して、獲物が近づき、(これは喰える!)と思ったら、上述のようにじわりじわりと背中の砂を払い、コブラのようにかま首を持ち上げ、そして目標めがけて猛ダッシュ!!
その目標発見から、臨戦体制を整え、ワームをとらえるまでの時間が結構長いのです。平均約3〜4秒位と、結構秒数が掛かる場合が非常に多いのです。これは日中の場合で、砂地の場合です。
で、そのワームをただ単に引っ張って横に泳がせるという動かし方だけでは、反応しない場合もかなりあるのです。上下に動かし、いかにもあえいでいる、あるいは傷ついた小魚のようにピクピク動かしますとぉ〜ようやく臨戦態勢に入ってくる場合も多いのです。
砂から這い出る時間を与え、ヒラメから見て「こいつなら食えそうだ」と思えると、マズ目などの高活性時でなくとも食ってくるのです。
で、ヒラメに(よし、食ってやろう!)という行動を起こすさせるには、疑似餌の動きだけでなく、むしろもっと大切なことがあります。
それは確実なヒラメのヒットポイント(=タナ)に正確に疑似餌を送り込むということ。どんなに釣れると言う餌であっても、疑似餌であっても、水底から1m前後を通さないと釣果が大きく左右されるのです。
これ以上と離れると釣れないということではなく、これが維持できれば今まで釣れにくかった低活性時(日が昇ってからのマズ目外れの時間帯)のヒラメも釣れる可能性が非常に高くなるという事です。
ですがそれを維持しながら、かつスロー・リトリーブで(ゆっくりな移動スピード)、さらに疑似餌にアクション(動き)を加えることは、通常ならばかなりの釣り歴が無いと出来ない = 釣れない、という図式になりますし、波風のある場所で、しかも水深も判らないところで水底1m前後を維持しながら疑似餌を操るということは、初心者には、ま〜ず不可能なことになります。
水底ぎりぎりを狙うということは、イコール疑似餌の根掛かりと隣り合わせ。釣り上級者であっても、技術的にというより高価な疑似餌の根掛かりの恐怖心から水底ギリギリを攻めたいけれど、、、攻められないという状況に陥ってしまうのです。完全砂地ならいいですが、少しでも根が有ると、、、
しかも根のある場所は、ヒラメの好ポイントでもあるのです。
特にこの地域の急深サーフや根の多い日本海などでは、その恐怖心から確実なヒラメのヒットポイントの維持は非常に難しです。
ですが!!ヒラメ狙いがそんな難しい状態であっても、初心者でも疑似餌をヒラメの遅い食いのタイミングに合わせながら動きを与え、さらにヒラメのヒットポイントを維持しながら疑似餌を動かすGOODな方法があります。それがダウンショット・リグ(仕掛け)+シェイキング(竿先の振動)なのです。
私のヒラメDS仕様は一番下にオモリ(以後シンカーと表記)、そしてその上80cmに、マルチ・ジョイントとオリジナルのフックに、ワーム(疑似餌)を取り付けます。釣り針を水底から離すことによって、極力根掛かりの少ない独自の仕掛けを用います。(仕掛け全体図)
簡単に言いますと、根掛かりの少ない仕掛けで、初心者であっても投げれば水底のヒラメマゴチのタナに着底し、タナを維持しながら、躍らせ誘いながら(竿先を、チョンチョン振動させながら)引き寄せてくるということになります。
これならば素人、初心者、女性でも水底ギリギリをバッチリ探ることができる!! = ヒラメの釣果確立が非常に高くなる!!ということです。
この仕掛けでは釣り糸に4や5号を使用しますが、釣り歴のある方ならば「オモリの上に4〜5号の糸を使う?しかもその上にワーム?それじゃ魚に釣り糸が見えすぎて釣れないんじゃないの?」あるいは「オモリを引き寄せているうちに、オモリがヒラメに当たってしまうんじゃないの?」と、思われて当然で、それが原因で今までDSでヒラメを狙うという手法が使われなかったのだと思います。
0.3号当たり前という極細仕掛けのフライフィッシング歴の長い私には、それこそロープのような太さで(笑)、徐々に釣果を得ながら、順番に太くしてゆき、たどり着いた結果です。
ですが、太糸仕掛けでも釣れることは船釣りのヒラメ釣りで証明されていまして、船釣りでは5号〜8号といったな強烈に太い釣り糸を使いますし、それで小型のヒラメも釣れてくるのです。ヒラメにおいては、扱い易い、にくいはあっても釣り糸の太さが釣果にそうも影響しないということです。