ヒラメDS 未常識のヒラメ釣りメソッド
この釣り 「思考錯誤」

 このページでは、2002年からの「本日の海」釣行日誌から、私がこのダウン・ショットの釣りに対しての「思い」、「考え方」、「アイデア」、「仕掛けの試行錯誤」等々、今ま掲載してきたものの中から、(これは、抑えておこうかなぁ〜)というものを、過去の本日釣行ページから抜粋してみました。

<釣り人のマナーについて> 

 、正義感を表立って言うわけではないですが、下の写真見てくださいね。酒匂の海もゴミが多い時があるのですが、陰でゴミ拾いをやっている子供達もいるからこそ、現状維持ができていますので、どうぞ釣り人だけは子供達の見本であって欲しいのです。釣りゴミ、タバコの吸殻を子供達に拾わせないで下さいねっ。上っ面のカッコで無く、内面的にカッコいいアングラーをめざしましょう!
 切にお願い申し上げます m(_ _)m

                 
<「ヒラメファンが激増したら?」というメールについて> 

 まずこの釣りのヒラメという対象魚の特異性についてですが、海の魚の中で養殖されている魚は数多くいますが、ほとんどが海の近辺での養殖です。ところがこのヒラメは、私の故郷の岐阜県(海無し県)、しかも山奥でも養殖されています。ヒラメはハマチやタイと違い、そうそう泳ぎ回る魚でないため、小さめのプールがあれば、養殖できてしまうというメリットがあるのです。しかもヒラメの上にヒラメが多少乗っかていても、ご自身は平気の屁。場所を取らない効率的な魚、しかも高級魚ときていますから、多少の僻地であっても、コストを吸収できるだけの付加価値を持っているのですね。 いわゆるヒラメは、養殖しようと思えば日本全国どこでも(山の中でも)養殖でき、繁殖可能な魚なのです。

 で、本題はここからで、「この釣り人がドンドン増えたら、釣れなくなってしまいますね〜」というメールをちょくちょく頂きますが、私は「心配後無用!!」と言いたい理由が、上記の内容なのです。確かに一時はそんな状態が引き起こされるかもしれませんが、少なくなれば「増やせ!」となり、それもそれほど難しい養殖方法でないため、しかも1年で30センチ以上に成長してくれるヒラメは、釣りの対象魚としては、非常に好都合なのです。
  どんどんヒラメ釣りの愛釣家が増え、地方の僻地でも養殖が盛んになれば、願っても無い経済効果を生み出すかもしれませんねぇ〜。しかもこのヒラメが増ええすぎて、迷惑な人は、漁師さんを含めまったくいないのです。(多少の値崩れは予想されますが)
 ここが今、増えすぎて問題になっているブラックバス、あるいは乱獲で減少しすぎて、釣り場を制限されつつあるアオリイカと天と地の差があるところですねっ。

 ですから、このヒラメに関してのキャッチ&リリースの私の考え方は、単に種の保存のための「釣った魚は、リリースしましょう!」という考え方とは少し違うのです。
 「ヒラメの放流は漁協がやってくれているから、恩恵にあずかって釣りをさせてもらっている。だから〜センチ以下はリリースしましょう」という考え方には、一瞬理解は出来ても、納得ができないのです。本音で言えば、(全部が全部放流物ではないでしょう!)という感情論もありますし、渓流釣りのように、川という限定された狭い釣り場ならば、完全に魚が激減してしまうことも珍しくありませんので、その場合なら(そりゃそうだ!)と思えるのです。 かといって、広い海、公のだから、いいだろうということを言っているのではありません。
 
 もっとわかり易く言えば、自分が漁師だとしてですね、釣り人に「この30cmのヒラメと、50センチのヒラメどっちを持ち帰ったらいいですか?」と訪ねられたら、「30cm」と答えるでしょう。漁師さんにしてみれば、仕事!飯の種ですからね〜。50センチに成長するのに、何年かかるか充分知り得ていて、その価値も当然解ります。釣り人の勝手な解釈で、自分に都合の良い考えには、どうもガテンがいかないということです。

 漁師さんの本音で言えば「サイズ関係なく、関係者以外一匹だって釣り上げてほしくない」というところじゃないでしょうか?ただそうも言えない。公の海ですから。
 
 じゃ〜柏木さんは、キャッチ&リリースには、反対なのですか?と聞かれれば、思考方向は賛成です!
食べる分だけ、持ち帰りましょう!食べ切れない分は逃がして上げましょう!余裕ができたら(たくさん釣れるように腕が上がったら)小さいのは逃がしてあげる余裕を持ってくださいネ!という感じでしょうか。

 で、将来的に、ヒラメ釣りファンが増えすぎた場合に、「〜センチ以下はリリースしましょう!」だけでは、問題は解決できないでしょうねっ。ブームになりますと。
 せっかく他の魚には出来にくい、容易な繁殖方法がヒラメには用意されているわけですし、減らさない方法ではなく、「増やす」方法を考えたほうが、釣り人にも、漁師さんにおいても、地方経済?(笑)においても得策になり、共存共栄、の大人の考え方だと思うのです。
 じゃ、どうやって?となると、私の考えでは渓流釣りのように、ヒラメ年間遊魚券制度みたいなもので、1年にたとえば¥3000程の協力費を払って、ヒラメの放流費用だけでなく、海の清掃費用にも使ってもらう。そうすればヒラメも雇用も増えるし、海も綺麗に。(いいじゃないですか〜コレくらい。一匹釣れれば元が引けるんですから。渓流釣りなんか高いところは、たった1日で遊魚券¥1000ですから。海釣りの釣り人は、どうしても「タダで当たり前」思考になりすぎていると思いますよ)

 そして釣り人は、こそこそ隠れるようにして「漁協のお陰で釣らせてもらっていますぅ〜」ではなく、堂々と釣りをする。もちろん最低限度のゴミをしない等のマナーは守るのは当たり前。大型ヒラメを釣った釣り人も、それを目にした漁師さんも気分が良い。一件落着。こうゆう将来的構想はいかがでしょうか?
 
 ほんとに繁殖・養殖の難しい、釣り場が狭い、数の激減が予想される魚には、本来のキャッチ&リリースが良いと思いますが、これもねっ、ヒラメだからこそ可能な、将来的、「無きにしも非ず」の裏ワザ提案、私のヒラメに限定した、独自の「キャッチ&リリース考」なのです。この釣りのユーザーさんでは、この考え方に賛同頂き、非常に多くの人に神奈川県栽培漁業協会に入会し、放流協力金¥3000をお願いしてもらっていますが、私のこの釣りの誇りでもありますねっ。
 
 ヒラメをですね、港内に放流して子供達を集め「ヒラメ釣り大会」なんて企画、面白いんじゃないでしょうか?そうそう移動する魚ではないし、多少港から逃げだしたって、結果的には漁師さんにプラスになることだし・・・。

<キャッチ&リリースについて>

 さて、昨日はキジハタのランカーのラッシュでしたが、その後の釣果報告が無く、心配しておりましたが、皆さん釣れたのでしょうか?それともちょっとレベルの高い釣果報告に圧倒されて、遠慮してしまったでしょうか?(笑)  そんなことはまったく遠慮しないでください。私はこの釣りでは、大きいものが釣れるにこしたことはないですが、それ以上に感動の大きさを重視しています。小さくても初めてこの仕掛けで釣れた1匹は、それはそれは感動するはずです。それでいいと思います。100匹釣った人が、1匹の人より100倍感動するかといえば、そうでもないのです。財布に100万円入っている人と、一万円の人とで幸福感に100倍の差があるかというとそうではないのです。

 限界効用逓減の法則ってやつですか。(ちょっとだけ学を出しとこっと!本物のおバカと思われても困ってしまうので・・・(笑)) 

 1匹を釣る為の思い入れの大きさで、感動の大きさも変わってきます。私は数の釣りから、質の釣りへの移行をお勧めしたいのです。他人に自慢して満足するのではなく、釣った自分に満足できればそれで良いのではないでしょうか???でないと、きりが無い。取れるだけ取れでは、いずれ魚といえど枯渇してしまうでしょうし、現に20年前と現在では取れる魚の量は5分の一になっているそうです。

 このHPでは、あえて何センチ以下は放流して下さいというような、サイズ的なキャッチ&リリースを提唱していませんが、皆さんの釣りへの 「質にこだわる釣り」 を期待しているのです。そのために一日でも早く、より多く釣果体験をして頂き「これは小さいから逃がしてあげよう」という、余裕の心境に至って欲しいのです。自分の食べるだけ釣って帰るということならば、そうは簡単に魚が枯渇してくることもないでしょう。

 私がこの釣りにハマッタいきさつは、私のもう一つの釣りフライ・フィッシングで、たとえ今までに無い、ヤマメの35センチ以上や岩魚の40オーバーの大物が釣れても、リリースになんらためらいも無かった私ですが、ヒラメが釣れた時には非常に持って帰りたい、食べてみたい心境になり、今までのキャッチ&リリース魂を大きく崩してくれたことです。(なんなんだろう?この魅力は・・・)と、どっぷりハマッテしまった訳です。 ですから、この仕掛けで最初の一匹が大きさに関係なく、どれほど感動するかはお察ししますよ。ほんとーに。

 まぁ、あえて断言しておきますと、たとえば40以上のヒラメが私に3枚釣れたとしましょう。皆さんにそうしろとは言いませんが、私は食べきれる1枚は持ち帰り、2枚はリリースするでしょう。ビルのてっぺんから100万円をばら撒いた気分になれますよ〜。そのもったいない気分と、もって帰りたい気分の、気持ちの葛藤がまたいいんです!悩んでいる自分がおもしろいし、気分もいい。100万円はばら撒けないないけど、ヒラメならばね〜、なんとか。(笑)
 皆さんにも沢山釣れる様になり、ヒラメのハートマークの目を見ていると、いつかそんな気分になれますよ。

< ヒラメに対してのりトーリーブ(リール巻き上げ)スピードについて >

「魚見オンライン」のhpのヒラメやカレイの水中動画見ましたか?

何か感じるところがありましたでしょうか?餌釣りの動画ですが、餌がチョンチョン動くたびに魚がその餌に興味を持ち、近寄ってきますよね〜。また餌が移動すれば、それを追いかけていく。そしてアタック!!

そのチョンチョンが何か?そうです!この釣りで言うところのシェイクになってくる訳です。ワームのズル引き、引張りではヒラメにしてもカレイにしても追いつけないことが多く、諦めてしまうことが多いかも・・・、と度々話のネタにしている事ですねっ。

 だから〜シェイクなのです。チョンチョンすることによって、対象魚がワームから離れていても近寄ってくるんですね〜。これを私は以前から強調しているのです。

 シェイクという動作は、ズル引きやただリールの巻き上げより、一見攻めるのが遅いように見えますが、巻き上げのスピードだけで、攻める範囲速いとか遅いとか判断するのはちょっと違いますよ〜ということです。
 魚の習性に合った巻き上げ、誘いをかけなければ、いくら手返し良くキャストし、早く攻められたようでも、結果としては攻めていないに等しいと言うことです。ズル引きやただ巻くだけでは釣れないとはいいませんが、本来もっと釣れる魚を逃していると言うことになりますよ〜と。

 不思議なもので餌が動いていると、魚は餌ばかりに目がいって、糸の太さとか、糸が見える見えないは、そう影響しないということもお分かり頂けたと思います。

もし、「そこまで注意してみていなかったなぁ〜」と言う方は、その辺りを頭に入れながら、再度

 http://uomi-online.kir.jp/kako/sakana/hira.html 

を見てみてくださいねっ。だからシェイクが大事なのねっ」と再認識して頂けると思います

<この釣りでの本当の発見・考案> について

 浜や港で釣りをしている釣り方の中で、(シーバス含む)この仕掛けは現時点で最も強靭なライン、釣り糸を推奨しているいことになります。根掛ズレ、根掛かりを想定して強靭なものと言うことですが、この仕掛けにおいての発見・考案は、特許の出願済みのシンカーやジョイント、そしてフックではないのですね〜。

 何故なら、もしこの釣りが、0.8号、1号と言った細いの釣り糸を使わなければ釣れない魚(対象魚)だとしたら、いくら根掛かりから脱出できるチューブシンカーといえど、あるいは市販のシンカーといえど、すぐに釣り糸が切れてしまい、この釣りは成立しないのです。
 ですからこの仕掛けでの大きな発見は、「極太糸でも釣れる!実践で釣れた!!」と言うことを、実釣から証明したということだと思っているのです。現にダウンショット仕掛けなんて、それこそ昔からあるわけですし、あるのにやらなかったと言う根底には、そのことがあると思うのです。

 よって「な〜んだ柏木の仕掛けは、単にダウンショットじゃないか〜」と思うのは、早合点ですね〜。仕掛けの形状ではなく、強烈な、どう見ても魚から見えるバレバレな糸を使って、仕掛けを組んでも大丈夫!ということを証明した、というところを、見て、そして読んで欲しいのです。
 ダウンショットは、ブラックバス釣りでは常識ではあっても、捨て糸に3号を使ってのバス釣り人は、100%いないでしょう。それは釣り糸が見えれば、釣れないだろうと先入観で思っているからですね〜。それを誰もやらなかった(出来なかった)。だから海でもダウンショットは、警戒心の強いメバル釣りに、細糸仕掛けでしか、使われなかったということなのですねっ。

 ダウンショットでヒラメが釣れるという事以上に、そのあたりまで注目して頂きたいと思うのです。それを証明、見つけるのに何年もかかってしまったと言うことです。

 通常の、どの釣りでも、釣りが成熟していくに従い、使う釣り糸は細くなっていくものですが、私は逆で「何処まで太くできるか、見えても大丈夫か」と言うことで、段々と太くしてきた。延々と逆のことをやってきたということになるのです。

それもまた未常識(どちらかと言えば非常識)な、ことなのです。

< Wフックの強度実験 >について

 現在Wフックは6号と8号ですが、このhpを立ち上げた当時は8号と10号でした。10号は、数字は大きいですが、数字が大きくなればなるほど、釣り針は小さくなりまして、今の8号よりはぐぐっと小さくなります。

それでもフライフィッシングのものと比べると、随分と釣り針の線径が太いような気がしまて、日本海では10号をメインに使っていました。太平洋での初釣行(酒匂川河口)で、その10号フックで62cmのマゴチが釣れました。別に強度的にそう曲がるようなことも無かったのですが、太平洋のアベレージや、トライする人が初心者も多いということで、ワンサイズずつアップした訳ですです。で、現在は6号Wフックをメインに使い(根魚もいる場所では8号使用)、これといって今までにもそう不足を感じたことは無かったですが、じゃ〜実際何処までもつか?というと、実験したことは無かったんですねっ。ですから昨日。

 で、まだ実験途中ではありますがファイヤーラインに6号Wフックを結んで、4Lの水入りペットボトルに同じ糸を結んで、まずはwフック2本共に糸をひっかけてぇ〜、ぶら下げ〜、そして結果は〜OK!多少揺らしても伸びることは無かったです。

 ただこれでは2本の針がフッキングした場合。でもって今度は1本の針だけに4Lをぶら下げると〜、これも大丈夫!よって身切れしない限り、がっちりフッキングしていれば一本だけでも、お座布は上がるということ。

水中ですから、ヒラメの比重は軽くなりますし、ヒラメが暴れることを想定、相殺しても、余程強引な巻上げをしない限り、フックは大丈夫でしょう。ヒラメ自体は根に隠れる魚ではなく、釣り場も浜なら根は無いわけですから、ゆっくりじっくりやり取りすれば6号でも大丈夫だと思います。

次回は8号フックで実験し、また報告しましょう!

「フックの強度について」のパート2です。

今日は、8号Wフックへの、「大五郎」4リットル(中は水入り)ぶら下げ実験報告。

 まずは2つのフックに同時に4L=4kgを引っ掛けて見ました〜。(おおっ!危ないか・・・)と思いましたが・・・・セーフ!多少揺らしても大丈夫でした。そして今度は一本の釣り針だけで、そ〜っと。ん ン ん ??

 ゲイブ(釣り針のRのところ)が多少広がり、そのまま伸びてしまうのかぁ〜と思いましたが、これもクリアーしました。そして、その4Lをはずすと、広がっていたゲイブは元通り。いわゆる伸びきってしまったのではなく、弾力で広がっていたということ。

 強度的にはなんとかOKですねっ。バッチリ掛かってしまえば、お座布団も平気。ただ〜し、唇一枚しか掛かっていない、あるいは口の中に浅く掛かって、身切れした場合は保証できませんね〜。よって安心なのはゲイブが広い方が奥まで刺さる=8号よりは6号のほうが安心。

しかし、小さな針でも、やはり思った以上の強度があるようです。

 そして更に、ただ〜し!このフックは背中の部分で溶接してありますので、かなり強度が増しているのは間違いありません。市販のままのWフックはこうはいかず、多分伸びてしまうと思いますね。

 余程の根のあるポイントで無い限りは、そうは強引にやり取りする必要は無く、焦らず(といっても焦ります(笑))、ゆっくり、じっくり、ヒラメの体力を奪いながらやり取りすれば、大丈夫だと思います。(これが出来そうでできない。キャリアを積む=何度かバラしてみる  しか、方法がないかも〜(笑))

<(財)神奈川県栽培漁業協会のホーム・ページにアクセスし、問い合わせメールを送信 >

 この協会は、この地域や東京湾などに、真鯛やヒラメの放流活動をしている協会で、放流の為の協賛金の募集もしております。

 私としては、もしヒラメの稚魚が入手できるのなら、入手し、いくらかでも放流できればなぁ〜ということで、稚魚の入手先の問い合わせと、もう一つは、真鯛には里親制度が有り、放流協賛者に対して、メンバーズカードなるものを発行していますが、しかしヒラメについては無いので、協賛したという「車の後ろに貼れる「ヒラメ放流」の証となるシールなどを作ることは出来ないか?」との提案。

 おいしすぎる、高級魚すぎるヒラメのキャッチ&リリースは、思考的には賛成できても、現実的には難しいでしょ?(笑)
 ですから少なくとも自分の釣る分の稚魚を海に放流し、海に大きくしてもらって、またヒラメを釣らせてもらう。こうゆう思考でないと、いずれは、釣り人が増えすぎて「釣れなくなってきたなぁ〜」となってしまうと思うのです。

 必ず釣り人が増えてくると思うのです、こんなに簡単、お手軽で、おいしい釣りは。

もっとも、ある程度この釣りで、「なるほど〜これだけ釣れて、楽しませてくれるなら・・」という体験・納得が無いと、この思考には辿り着けないので、まずはより多く釣って、楽しんで頂きたいと思うのです。

 渓流釣りでは3月から9月の遊魚料は大体¥5000位です。一日だと¥1000のところも。上記の真鯛の協賛金は個人で¥3000一口となっていますので、¥3000位ならね〜それこそ「一匹釣れれば元引ひける」というヒラメですから、充分納得行く金額ではないかと思います。¥3000で40匹近いヒラメの稚魚が放流できるのです。

 まぁ、どうのような返信が返ってってくるかは解りませんが、ヒラメが放流事業によっても支えられている以上、まったく無視して、「釣れたのもは、全〜部俺のもの」発想では、今後、漁業関係者ともうまく行かなくなっていくと思うのですよね〜。少なくとも「ヒラメ釣りの人は、マナーも、考え方も大人だなぁ〜」と言われるような、釣りにしてきたいと思っているわけです。

<疑似餌・カラー>について
 私的には自然色に無いカラーではあまり釣りたくないのが本音。度々言っていますが、魚の前を瞬間的に通して、魚の条件反射で掛けるという手法は、ある意味本来のルアー的釣法。ですが私個人的には、「おーい!」と叫んで、振り向いた瞬間に、殴るような手法は好きではないなぁ〜(笑)。
 じっくりワームの動きを見せ、いかにも旨そうにワームを操り、完全に餌と思わせて、スレ掛かり無く、ガップリ食わす!・・・で、いきたのですね〜〜。
<ハード・ルアーやジグヘッドを敵視している?>について

 このhpの内容を見ている人の中には「柏木は、ハードルアーやジグヘッド、メタルジグを敵視しているのでは?」と、思われる人もいるかもしれませんが、そうではなことをお伝えしておきます。  

 元々、私も渓流ではありますが、(海も少々かじりました)通常のハード・ルアーの経験者ですから言えるのですが、ヒラメにおいては、ハードルアーやアックスヘッドでの雑誌で紹介される実績のほうが、現状でははるかにすごい(大物実績も有る)ことは、私は認ます。それらで、間違いなく釣れます!!

 が、しかし、すでにルアー経験者の方ならお分かりのように、ルアーをまともにキャストでき、まともに思ったところへ投げ、思うような水深にもぐらせ、しかも魚が喰らいついてくれるアクションが出来るまでに何年かかるでしょうか?ということが、問題なのです。少なくとも月に2回以上の釣行で2年くらいかかるんじゃないでしょうか?早くてです。
 大体がここまでに至るまでにギブアップする方が多いのです。釣れなくて(でなく、釣ることが出来なくて)

 技術的なものでそれだけかかり、それプラス、使うルアーによっては、一本の竿で収まることはまずないのです。その選択眼だけでもかなりの実釣経験が必要になってきます。勿論、金銭的負担にも。さらにはライン、リール・・・となると、3年でなんとか見た目にも、技術的にもアングラーとしてカッコがつけば、早いほうではないでしょうか。それで初めてハード・ルアーでの大物を狙える最低限度の基本ができたという状態でしょう。

  ハードルアーやジグヘッドなどのルアーで釣れているのを見かけると、ついつい(俺もルアーを使ってみようかなぁ〜)と考えがちですが、それは甘い!!逆に言えば、それはルアーマンを舐めているのと同じこと。それだけの技術・腕・経験があるからルアーを使いこなせるのです。ハードルアーやジグヘッドなどは、餌代わりではではないのです。道具なのです。使いこなせて何ぼのモノなのです。「・・・とハサミは使いよう」と言いますが、ハードルアーやジグヘッドとて、同じです。取り付けただけでは駄目なのです。使いこなせないと・・・

 ですから私は、ハード・ルアーやアックス・ヘッドを敵視しているのではなく、「特に根の多い釣り場(サーフのほとんど無い日本海など)のヒラメは初心者では難しいですよ。そんなに簡単では無いですよ。」と、言っているのです。

 ある程度上手くなったら、釣れるようになったら、ヒラメの居場所が解る様になってから、どんどん使ってみるのもいいんじゃないでしょうか?ということです。どうぞ誤解の無いように。

<海を綺麗に>について

 「みんなの海なので綺麗にしましょう!」「ゴミを持ち帰りましょう!」という標語は、誰でも理解できますが、それではインパクトというか、説得力がないので、ここは松下幸之助思考でいきましょう。

 幸之助曰く、「あのビルも、あの土地もホントは、自分のものだけれど、今ちょっとだけ他人様に預けているだけ」と貧しい時代に考えたそうですが、「海はみんなのもの!」ではなく、「この海は自分のもの、あそこの堤防で釣りをしている人にも、あそこの浜で釣りしている人にも、私の釣り場をちょ〜っと貸してやっているだけ」と、考えればゴミなど捨てる気になれません。しかも気持ちにゆとりが出来て、気分がいい!!(ボ)でも、「まぁ、俺の海なんだから、また来て釣ればいい」と、調子よく、必然的にプラス思考になるように考えましょう!!

 私はいつもそう考えるようにしてますが、時には釣りにおいては反作用も。
もう少し粘って釣ってもいいものを、安易に(まぁ、いっか。また明日、また明日)と、釣行終了してしまうという、難点(?)も無きにしも非ず、です。
  <グリップとキャスト>について
 このようにグリップの前の部分をにぎって、リールの軸が中指もしくは薬指の間で握っています。そして再チェックですが、右利きならば竿は右、リールのハンドルは左、左手でリールを巻きます。(私はちなみに、キャストのときに中指と人差し指に挟み、シェイクのときに中指と薬指の間に挟みます。要はキャストの時には竿を長く使い、シェイクの時には出来るだけ楽にシェイクできるように短く持つという事です。)

 グリップのおしりは、ほとんどヒジに着ついている状態で、手首で竿先のみ振動させるのです。ヒジとグリップのお尻が離れている状態でシェイクしたのでは、非常に腕(手首)が疲れます。
 竿の弾力で投げているのならば、キャスト終了時の竿先は、この位の位置で止まります。楽で飛距離が伸びます。肩で、力任せに投げている人は竿先がこれよりかなり下がっているはずで、それでは疲れますし、キャスト方向、距離が自分の思うようになりません。時計の午後2時の針の位置から、竿を前に押し出すようにキャストします。角度45度くらいを目標に、横からでなく、剣道の面を打つように、まっすぐキャストします。

 竿先の高さにご注目!この波の高さなら、こんな程度の竿先の高さです。常に。 まるで通常のルアー・フィッシングをやっているようにしか、見えないでしょ?

 これで、竿先だけでシェイクされているのですが、ヒジを上に曲げながらでは、このポーズにはならない
でしょ?
 ほんの手首の返しだけ、ほんとに竿先の振動だけのシェイクなのです。竿先がピンピンしているだけ。
 
 もっとも、波の高さがもっと高く、頻繁に押し寄せるときは、ラインが波にもまれない様に、60度くらいに竿先を上げることもありますが、ほとんどこの状態。 このほうがカッコいいでよしょ?ルアーらしくて(笑)
<ヒラメの海中での捕食シーンのビデオ>について(大手本屋、釣具屋さんで申し込み可 \3300)

  ヒラメのビデオ「必釣!ヒラメ」が届きましたので、早速見てみました。概要は、鰯の活餌釣りがメインになっていますが、船の上から水中(多分水深20〜30m)にカメラを向けて、ヒラメが鰯に喰らい付く瞬間を撮影してあります。水槽での実験かと思っていましたので、結構勉強になる部分もありました。ただその回数は10パターン程で、後は仕掛けの作り方など他の情報で、もう少し、ヒット・パターンが欲しいなぁ〜というのが、ちょっと残念かな。

 アナウンサーが「鰯が元気に泳いでます・・・」と言っていますが、私には糸につながれた鰯は、時折腹を横にしながら、あえいでいるようにみえました。それにヒラメが狙いをつけるのでは・・・と思いましたが?
 20センチ強の鰯を餌にしているんですが、40〜50cmのヒラメは下腹部や後部に喰らい付き、70cm以上と思われるヒラメは、鰯の影も形も無く一気に丸呑みしているのです。
 40〜50cmのヒラメは、鰯を捕らえたあと、モゴモゴ鰯を飲み込み始めるのですが、ここがヒラメ40と言われる、40秒の待ちの時間なのだろうと思います。
 
 ただ、70cmオーバーのヒラメは、ちょっと様子が違います。丸呑みした後、2〜3秒ほどは口を開きません。餌を丸呑みしたヒラメは、大小関係なくほとんどそんなパターンで、これは私の水槽での実験でもそうでした。私はその時点で(最初の一撃で)何故合わせないの?と不思議でしょうがありませんでした。

というのも3k以上と思われる大型ヒラメが、鰯を一気に丸呑みし、違和感を感じ吐き出し、バラすシーンがいくつかあり、その前に食べた魚が鰯の孫針に引っ掛かり鰯と一緒に出てきてしまうシーンもあります。これは最初のアタックでかなりの勢いで奥まで吸い込んで、呑み込んでいる証拠で、最初のアタックで合わせを入れても充分フッキングするということになると思うのですが・・・。
 丸呑みできるってことは、違和感を感じれば、吐き出すのも簡単ということにもなり、それを感じさせる時間はかえってバラシの原因となるのでは?と。
 
 で、私のこのビデオからの推測なんですが、ヒラメは鰯(餌)に喰らい付く以前に、「これは、一気に丸呑みしようか、あるいは急所を一撃した後にゆっくり食べようか」を判断した上で、アタックしているように私の目には写りました。これはヒラメに限らず、どんな動物でも、相手によって攻め方を変えるというのは自然なのではないでしょうか?
 活餌釣りに於いては、数を釣ろうと思えば待ちの40秒は必要かと思いますが、大物狙いに絞れば、即合わせのほうが有効のような気がしてならないのです。
 
 ビデオから推測すると、40〜50cmの小型ヒラメ(船釣りにおいては)が鰯を一気に飲み込めず、鰯に歯型を残し、バラシとなり、その鰯が船上に上がってきて「待ちの時間が、甘かったかなぁ〜」との判断になっているような気がしましたが、これは私の思い過ごしなんでしょうか?
 活餌釣りの方、もしこの判断にご意見がありましたら教えて頂けないでしょうか?

 で、何が言いたいのかといいますと、待ちの40秒は、一気飲みが出来ないサイズの鰯(餌)だから、待たなくてはいけないのではないのか?ということです。もし鰯のサイズが15cm位ならば、40cmのヒラメも70cmのヒラメも、一揆に呑み込めるサイズだと思うのですが。ならば難しい待ち時間は不要になるはずと・・・
大きい餌には大物が掛かるという言葉もありますが、逆の見方をすれば大きい餌では小型は難しいということにつながり、それがヒラメ40の待ち時間ではないのだろうかということです。
 
 小さめの鰯で即合わせで・・・という論理は、無理があるのでしょうか?
この勝手な推測を見て活餌釣りの方が、「何言ってんだよ!そんな小さな鰯じゃ、泳がないよ!目立たないし」等ご意見がありましたら、勉強になりますので、是非お教え頂ければと思います。
だって私のダウン・ショットの釣り方では、アタリと同時の即合わせで、バラシというものは、ほとんどと言う程無いというのに、どうも腑に落ちないんですよね〜。ヒラメ40という待ちの時間と、船上での待ったがゆえのバラシの多さが。
いかがでしょうか?どうぞご意見をくださいませ。

<上記の疑問に対して、メールが到着>

 先日、ヒラメのビデオに関して私の勝手な意見で、「舟釣りの、大物狙いならば、即合わせの方が良いと思うのですが・・・」という意見に対して、ご意見を頂きました。
 高知県の方からで、その方は70、80オーバーのヒラメを数多く釣っている実績のある方からなんですが、なんと!その方も「即合わせで、釣っている!」いうことです。(エッヘン!やっぱねっ)って感じです。
どうも腑に落ちなかったんですよね〜。舟釣りの論理で行くと、私の釣り方では永久に座布団ヒラメは釣れない事になってしまいますもんね。
 ビデオでは、シングル・フックとルアー用のトリプル・フックを多く使用しているのですが、その点も腑に落ちないんですよね〜。シングルはともかく、トリプルはシーバスのように咥えて、反転する魚の場合には有効かと思いますが、丸呑みされた場合は逆に安定して吐き出され外れやすいと思うんです。で、ヒラメは圧倒的に丸のみパターンです。

 

アメリカのビッグ・ヒラメを見てみてください。
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 <ヒラメのバイト>について

  バイトとといっても、ヒラメのアルバイトではなく、<あったりまえ!>獲物へのアタックの瞬間について。
 ヒラメが獲物に喰らい付く瞬間は、どんなだろう?
これは、私の水槽での実験や、以前紹介しましたヒラメの捕食シーン「必釣!ヒラメ」のビデオの中でも同じなのですが、ヒラメは獲物に喰らい付くと2〜3秒は口を開きません。(ワームの場合は、特に)よって合わせは、アタリから多少遅れても充分間に合うのです。
 
 私の渓流釣りの経験から言えば、なんとも楽というか、簡単というか・・・。渓流の場合、特に解禁からこれくらい経過すると、今(だいぶんイジメられた)時期のヤマメなんかは、水面から5センチほどジャンプし、毛針をくわえ、異変を感じると水面に着水する前に、毛針を吐き出してしまいます。その間、わずか0.5秒未満。その間に合わせをしないと釣れないのです。こんなシビアな釣りと比べれば、楽勝物です。
 ただし、ヒラメやマゴチという通常フラット・フィッシュといわれる魚と、通常の魚(シーバス・ブラックバス・ヤマメ・・・)とは大きな違いが一つ。

 それは、ワームやルアーに喰らいつた瞬間、通常の魚は、すぐに他方向へ首をひねり、反転しようとます。そのことによって針掛かりもする訳ですが、フラット・フィッシュには、そういった動作が少ないと思ったほうがいいでしょう。(くわえた瞬間、ボーッとして、合わせと同時に暴れ出す)
 ヒラメは、口の中に異変を感じたときの、異物の吐き出しの動作は、これも他の魚以上にオーバーに、大口を開けて胃の中の物を全部吐き出すような、かなり激しい動作をします。
 トリプル・フックの場合、特に針にネムリが入っていたりすると、丸のみされた場合にはスッポ抜け易くなるのは、この動作のせいだと思います。

 何が言いたいのかといいますと、私のオリジナルのwフックには、フックの上に三角のフックが乗せてあるわけですが、これはヒラメやマゴチのような口の中が平ぺったい魚には非常に有効だということです。何故なら、くわえた時点で合わせずとも、口を閉じた時点で三角フックの頂点が支点となり、ヒラメやマゴチの強力な口を閉じる力で上から押されて、針が突き刺さるようになっているからなのです。
 そう!ヒラメがくわえた時点でアウト!!
<言いたいのは、結局オリジナルの宣伝?>
そうといえばそうなんですが、一応そこまで考えて作ってありますよ、ということですね。
<釣ったヒラメをどうする?> について

 釣ったヒラメをどうする?ということですが、持ち帰り食べるということならば、即、後頭部の背骨を切断し、尻尾の付け根の骨も片面で切断し(暴れて血が回わらないように)、氷の入っているクーラー・ボックスに入れておくというのがベストで定番です。プロの技としては、その切れた尻尾の骨の中に、針金のような棒を通して脊髄を粉砕してやると、鮮度維持もさらにアップします。が、そこまでは釣り場では難しいので、いいでしょう。
 以前にも記載しましたがヒラメは、非常に生命力があり、クーラー・ボックスに半分も海水が入っていて、ブクブクさえあれば、平気で1日位は生きていますので(ただし、出血したものは無理)その状態で持ち帰ってから、絞めるという方法もあります。

 そして絞めた後、1日程度冷蔵庫で死後硬直するのを待ちましょう! そうすると身に甘みが出てプリプリの刺身が頂けます。
 捌くという作業になりますが、これが慣れないとなかなか上手くいかない。特に切れない包丁だとこれは非常に危険で、難しくなりますので、よく磨いで、切れる包丁で始めましょう。
「絶対これからも沢山釣るんだ!」と気合が入っている方は、小出刃包丁(出刃包丁の小さいの)が便利で、1本あれば便利ですょ。

 で、この捌くのが当初は難しく、時間が掛かってしまいます。時間が掛かりますと刺身の場合、生ぬるくなりまして、食べる時にベタベタしておいしくなくなります。できるだけすばやく出来るのにこしたことはないのですが、そうもいかない。で、コツとしては、ヒラメを半面おろしましたら、まな板はまめに、布もしくはテッシュで拭きとり、キレイなまな板で処理しませんと刺身がヌルヌルになってしまいます。また残った骨は捨てずに、一口サイズに切り分け、片栗粉にまぶして、から揚げにしましょう。酒のつまみに最高です。
 
 切り身になった刺身を、皿に盛り付けた後、サラン・ラップで覆い(コレをしないと、パサパサになってしまいますよ〜)冷凍庫に3分〜5分程入れておき、皿ごと冷やして冷やしてからおいしく頂きましょう!
 さぁ〜皆さんがヒラメの捌きが上手くなるほど、釣れることを心から祈らずにはいられません。<いやみ?>(本音・・・ですぅ〜)(笑)
<小物収納について>

 さてと、私のお気に入りのズイールのウエストバッグが、とうとう壊れてしまいましたし、気温も低くなってきまして、釣りにはフィッシング・ベストを再着用しようと思います。
 暑いから、ウエストバッグで・・・という選択で使用もしていましたが、ウエストバッグを選択する理由は、シンカー+デジカメ+携帯電話=?の重さで、ベストに入れたのでは肩が懲るというというのが、第一の理由。ですから小さなウエストバッグ(シンカー+デジカメ+携帯電話用)は、そのままで、ベストにワーム他小物を。

 で、「こんな感じに整理しておくと便利かな?」写真です。(あくまでhp用、外向け用、実際はもっと乱雑ですぅ〜)
 上フタには、お得意の発砲スチロール製の3mm厚の「窓用隙間テープ」を張り、フック、ジョイントを止めてあります。以前にこのテープは紹介しましたよねっ!ほれっ、「帽子の内側(おでこにアタル部分)に貼ると、帽子がかなりの風でも飛ばされませんよ〜と、紹介させて頂いた、あのテープです。(5センチ巾3m¥200位だったかな〜)
 右の写真は、今まで使ってきたワームの種類ですが、ほんの一部です。
 まぁ、私も色々試してきたのですよ〜という証明に。多分この5倍以上の種類を使ってきたと思います。その中から「お勧めワーム」は、お勧めになっているのです。


 
<このケース一個と、竿とリールと釣り糸2種、シンカー数個。これで充分釣りになっちゃうんですから、ホントにお手軽!ですよ
<移動するタイミングについて> 03−10/3
 
 10分・・15分・・・アタリ無し。(ン?どうした?こんなにいい状況なのに・・・)場所変更!キス釣り人も割りと多く、右岸100mまで歩いて、そして引き返しながらのキャスト。・・・ん?・・・ん?アタリが来ない。
 約40分とうとうまた元の位置へ。今度は左岸、釣り人の間を縫いながら攻めるも、約100m反応無し・・・。(一体、どうしたのぉ〜、昨日の波から、まだ岸に寄ってきてない?それとも、朝方多くのダウン・ショットで攻め尽くされたぁ?)結構丁寧に攻めたのですよ。時間にしてこの場所で約1時間半。まぁ、こんなことあるでしょうに!と、移動を決意。
 こうゆう場合に、いくらメジャーポイントだからといっていつまでも同じ場所で攻めるのは、止めた方がいいでしょう。いれば釣れる!の精神で場所移動が賢明。
<チューブ・シンカーの機能について> 03−10/1

 この季節(10月)になりますと、今まで完全に砂浜であった場所が、岸際やカケ上がりに5センチ〜10センチの小石交じりの底の状態が多くなってきます。そうしますと、今日もそうなのですが、シンカーが根掛かりを起こして、そこから ヌリュッ! と、脱出してくるのが1キャストに1〜3回手に伝わってきます。
 そうなると、このチューブ・シンカーの威力がやっとで「なるほどねっ!」と理解して頂けるようになるのでありまして、今まで市販のシンカーを使用してきた方も根掛かりの連続による仕掛けロストの再セットの手間や、ロストでかえって高くつくことが、やっとではっきり理解して頂ける、私にとってはすっきりする季節でもあります。

 根掛かりのうっとーしさだけでなく、小石を飛び越える際に、手に振動が伝わるのですが、市販のオモリでは小石のすべての振動を拾い、腕へのかなりの負担をかけてきます。「投げる時は8号の重量で飛ばし、シェイクの時は市販のオモリの6号の軽さで引き寄せることが出来ます」と説明させてもらっていますが、その辺りの違いのメリットも、感じて頂きながら、使用して頂ける季節かなぁ〜と。

 この釣りで3時間以上の釣行をしようとしますと、シェイクの際に、市販のオモリの6号程度の引き寄せ感(重量感)までが、腕への負担の限界かと思います(それ以上の重さを使い続けると、次の日、腕がパンパンの筋肉痛状態)。
 ですから飛距離に関しても、チューブ・シンカーの8号と市販のオモリの8号の飛距離を比べるのではなく、シェイクの際の使用感(6号程度の重量感)を基準に、チューブシンカーの8号と市販のオモリの6号とどちらが飛距離が出るかということを、飛距離の目安としてお考えいただければ有り難いかなぁと思うのです。
 随分、宣伝をしてしまいましたが、ある意味、市販のオモリも使用してみることによって、その違いがお解かりいただけると思いますので、あえて市販のものの使用も否定は致しません。
 ただ私も、この約7年のこの釣り歴の中で、5年くらいは市販のオモリを使用してきて、なんの問題も無ければチューブ・シンカーを作ろうなどとは、思いもしなかったのですね。お察し頂ければ有り難いかなぁ〜と。
<釣行場所について> 03−9/29

 ヒラメのいる場所として、私は、第一に餌の小魚がいることを挙げていますが、(小魚がいるところで釣っているのに、釣れないのは何でだろう?)とお悩みの方も多いような気がします。港内などでは、いくら小魚がいても潮の流れが入り込まない=水が完全に平水状態の場所  は、難しいと思ったほうがいいでしょう。普段は平水であっても、干潮、満潮時に流れが発生するところは可能性があります。
 

 港の形状にも寄るのですが、よく知らない港で試すならばそんなところまで攻めれば、充分だと思います。それ以上奥まで探るより、外側の潮の流れのある場所を探る、もしくはそれで釣れない場合は場所移動した方が効果的です。
 どうしても港の奥に小魚の気配があると(釣れるかも・・・)と思ってしまいがちなのですが、まずは出来るだけ潮の流れが入り込む、動く、港の入り口・船道などを最優先に攻めてみましょう。その場所で駄目で、港の奥で釣れるということはほとんど無く、無駄な労力になってしまう場合が多いです。ここら辺がスズキと違う点にもなります。
 特にこの湘南地域の港では、潮の流れが入り込みづらい設計になっていますので(干満の差が大きく、波が高いので当たり前)港で試すなら、港の入り口辺りで釣るか、もしくは港の外側に向かってキャストしないと、ヒラメの釣れる可能性はかなり低いと思って間違いないです。

 港の奥の小魚に、水が完全に平水状態の場所の小魚に、惑わされないように。ということです。
 潮の流れの入り込む場所 = 海水の入れ替えが出来ている場所まで と、思って頂ければいいかなっ?

 <この釣りの「釣り味」にということについて> 03−9/26

 ちょくちょくこの「釣り味」という言葉を、私は使います。
 私の子供の頃、今から35年ほども昔の話(年がバレるぅ〜)、釣りは渓流での餌釣り(ミミズ)がメインの釣り方で、暇さえあれば釣りに行っておりました。釣り糸をじっと見ながら、そして、あの「ビクッビクッ!」という竿を通して伝わってくるアタリ、そしてその後のやり取り、これが非常に楽しく毎日のように釣りに出掛けていました。餌釣りの魅力は、一番最初の、あのアタリですよね。「ビクッビクッ!」 「おおっ!きたっ!」という。
 
 その後18歳くらいにルアーを始めました。当初は(こんなもので、ホントに釣れるのかいなぁ〜)と半信半疑。一旦釣れると、またどっぷり・・・。ミッチェルという、今で言うならステラに匹敵する高級リールに、ジョイント・ラパラやブレットンのスピナー。知っている人は、懐かしいでしょ?
 このルアー釣りもかなり入れ込んだのですが、どうも渓流ではいけない。何がいけないかというと、餌釣りでは30センチも超えるイワナならば、かなり焦り、楽しめるのに、ルアーでは、いとも簡単に釣りあがってきてしまうのです。(引き味が楽しめない・・・)餌釣りでは、攻められない何十メートルも先のポイントも攻められ、比較的大物が釣れるというメリットも有りはしたのですが。

 その後は、フライ・フィッシング(毛針り)にはまりだす訳ですが、きっかけは友人に釣竿を借りて、まったく初めて釣った魚が32センチのヤマメ。これはヒラメにたとえるなら、60センチ近いヒラメが釣れたのと同じくらいでしか、釣れない確率の大きさ。かなりの腕をしても、運が無ければそう簡単には釣れないサイズ。これも知っている人は<確かにそう!>とうなずいてくれるはず。
 でもって、フライ・フィッシングにはまってゆくのですが、この釣りは日本では新しい釣り方のように思っている人が多いのですが、歴史は非常に古く、数百年前から欧米の河川では主流の釣り方で、日本で言えばへらぶな釣りに匹敵するような感じになるでしょう。これらから比べるとルアー釣りなんぞは、それこそまだまだつい最近の釣り方です。

 ですからこういった歴史のある釣りでは、道具へのこだわりがかなり有り、竿一本20万円だ、30万円というのもそうも珍しくありません。珍しくも無いということは、ちゃんと購入する人がいるのです。私の感想ですが、釣りの歴史と道具の値段は比例するのです。(ただ、鮎掛けだけは別かなぁー)
 じゃ、そんな高い竿を買って、50センチのへらぶなが釣れるのか、1mのヤマメや岩魚が釣れるのかというと、そういう訳ではない。
 しかも、それだけお金をかけて、食べる為に釣る人はほとんどいないのですから、食べることを目的に魚釣りをしている方には、食べない魚を釣るのに1本、数十万円の竿とは、どうにも理解に苦しむでしょう。
 竿の曲がり、しなり、竿の質感、魚の最初のアタリの伝わり感・・・など道具へこだわることによって、「釣り味」を楽しんでいる訳です。

 それなりに一つの釣りに入れ込み、釣り歴が長く、釣果も数千尾に及ぶ人でも、当初は大物狙いに走ったはずなのですが、いずれはこの「釣り味」いわゆる、「いかに楽しく、気持ち良く釣るか?」に行きついてしまうのです。
そりゃ、そうです、どんなに大物を狙っても、これはもうキリが無い。しまいには鯨でも釣らなきゃ、しょうがない。(笑)
 その釣りを極めている人達は「どうやったら大物が釣れるかって? 「そりゃ、釣れるときゃ、釣れるのよ」ってな感じで、大物も含む多くの釣果経験のある人程、簡単に言ってのけると思います。簡単な言葉のようで、実はその言葉の裏には「人間がいくらテクニックであれこれ言っても、釣りはそう甘くは無いんだよ。魚相手の前に、自然相手なんだよ」という意味合いがあると思います。

 一番厄介なのが、少しばかりの釣り歴と少しばかりの大物経験ありという方々。テクニックやら何やら、話し出したらもう止まらない。他人の話をおしのけて、出るわ出るわの自慢話(笑)。釣り自体より、他人に自慢することで満足し、余程他に自慢するものが無いのか、自慢をしたいが為に釣りをやっている方々も多いようです(笑)。目的が「
自慢」であって、その手段が「釣り」になってしまっている。結果、目的の為に手段は選ばず= 総じてマナーが悪い。と、ならないように願うばかりです。

 話は少しそれましたが、この「釣り味」。
 このヒラメの釣り方・釣法は、私が経験してきた釣りの「餌釣り」「ルアー釣り」「フライ・フィッシング」の、それぞれの魅力ある部分の、少しずつが入り込んだ釣りだと思うのです。(だからハマッテしまった・・・)

 ルアー(ワーム)でありながら、最初のアタリのビクビクッ!という、餌釣りと同じようなアタリの伝わり感・期待感。
そして、広範囲に攻められ、そして掛かったと同時の、通常のルアー釣りと同様の駆け引きのダイナミックさ。
擬似針でありながら、引っ掛ける釣りではなく、食わせこむ釣りがフライ・フィッシングの思考に非常に良く似ているのです。そして釣れた魚の模様や、美しさも楽しむという、釣りに対する楽しみ方がフライ・フィッシングと重なる部分があるのです。

 サバはサバ色ですが、ヒラメは隠れている場所や棲んでいる場所、地形によって、色・模様も変わってきて、その釣り場の水底の状況さえ、ヒラメの色で空想させてくれます。砂地なら砂色、岩場に隠れていたのなら岩と同化する色という風に、色々考えさせてくれる魚なのですね。
 しかも今までの私の釣りでは、めったに食べなかったのですが、このヒラメは、まったくもって「おいしい!」、しかも「高級魚!」ときている。
 今までの、私のごく当たり前にやってきた、釣った魚は全部逃がしてあげるというキャッチ&リリース魂を、大きくグラつかさせてくれた、なんとも不思議な魚なのです、ヒラメは。
そりゃねっ、スズキや青物と比べりゃ引きはかなわないですが、釣り上がって来た時の、なんだか不思議な興奮と、達成感、優越感、満足感!
 なんなんでしょう?この魅力は・・・。

 ただ釣り上げることが目的としたならば、ご存知の通り、生餌釣りやハードルアーによる釣り方があるわけですが、この釣りにおいては、アタリの伝わり方や、魚の引きの伝わり方などを、繊細に、敏感に感じて頂ければなぁ〜と思うのです。それが同じヒラメを狙った、他のヒラメの釣り方と、この釣り方の「釣り味」の差になってくると思うのです。
 この釣りではじめて20センチのヒラメを釣った人の感動は、私がこれから60センチのヒラメを釣った感動と、感動の大きさは、さして変わらないでしょう。

 「釣り」とは、単に釣り道具の良し悪し、テクニックのアレコレや、釣れた魚の大小、釣果の多さ、引きの強弱よりも、自分の心の満足度の方が大切なのでは?と、つくづく思いますね〜

<ワームについて> 03−9/18

 さて、今日はワームについて一言。
 度々、ヒラ・マゴに対してどんなワームがいいのかは記してきましたが、釣り人って面白いもので、一旦使ったワームで釣れると、そのワームばかりを使用したくなります。まぁこれは、ワームに限らず、ハードルアー釣りでも、フライ(毛針り)でも同じなんですが。

 ところが、その時は釣れても、以後釣れないと、悩みが出てきます。「ワームの種類が、悪いのかぁ〜」と。
 そして、あれこれワームをとっかえ、ひっかえ、変えてみるも・・・釣れない。そして悶々と考えるのです。やっぱワームでなくて場所が悪いのかぁ?あるいはシェイクのやり方が悪いのかぁ?こんな状況に陥る人は、結構多いものです。

 下手をすると、お勧めワームとはまったく違うもので、シェイクがうまく出来ていないにもかかわらず、運良く釣れてしまうと、さぁ大変。その後、ボーズ、ボーズ、のツンツルテン。何が、どこが悪いのか解らなくなってしまい、ド壺にドップリ・・・はまっていくぅ〜。
 ですからどうせ使うなら、今まで私だけでなく、多くの人の釣果実績のあるワームで、ルアーでは昔から定番で実績のあるカラー銀黒を、釣果が安定するまで使った方が、悩みが少なくて済みますよ、ということです。
 釣れなくてもワームのせいではなく、場所か、シェイクと二つに一つ。

 ワームなんて数千種類に+カラーがあるのですから、そこで悩むのはむしろ結論がでませんし、無駄な労力です。ある程度、安定した釣果実績が出てきたら、それから「今度は、このワームを使ってみようかな?」という順番でしょうね〜。

 以前にも述べましたが、人間の目線でワームの色を選んでも駄目なのです。下から(ヒラメの視線から)透かしてみて、魚からどんな色に見えるか?これは店頭に並んでいる色とはまったく違った色になります。(見えます)
 ブラック・ラメも、下から太陽に透かしてみると薄いグリーンのような、グレー+ラメに見えるのです。空の青とリンクするからです。

 ということで、お勧めワームのもう一度記しておきましょう。
 通常、釣具さんで一番置いてありそうなメーカーの、エコギアさんの中から、これらを推薦します。
カラーのお勧めは、全てシルバー×ブラックラメ、シルバー×ブルーのツートン・カラーで、晴れていようが、曇っていようが、水が透き通っていも、多少濁っていても、更には昼間でも、朝・夕マズ目でも、自然な色でありながら、アピール力もある色ということ。個人的にですが、あまり自然界に無い色はあまり使いたくないのですね。なぜならこの釣りは、ハードルアー的な、魚の反射を利用して釣る釣りでなく、シェイクでじっくりワームを見せて、食わせこむ釣りだからです。

1) エコギア ストレート 3.25インチ = このワームはヒラメだけでなく、根魚も釣れる場所や、遠投を必要としている場所で使うと効果的。8号シンカーで飛距離60m

2) エコギア ミノー(S)3.5インチ = このワームは、最も良く飛びます。浜での遠投向きですね。但し、ワームの胴体が短く、フックがちょっとセットしにくい。8号シンカーで飛距離70m

3) エコギア ミノー(M)4.0インチ =  最盛期になりますと、大物(60オーバー)狙いとなりますが、そうしますと、1)2)で丁度良い8号フックでは強度的に若干不安になります。それより大きい6号フックでは1)2)に取り付けた場合では、釣れますが、少しバランスが悪くなります。大物狙い用ですね。といっても、最近のコソゲ報告は殆どこのワームでの釣果です。狙いを、完全に小魚を主食にしている魚に限定する場合に、使用するのが良いでしょう。8号シンカーで飛距離50m<地元では釣具のジャイアントさんに、おいてあります。置いて下さいとお願いいたしました。

4) エコギア グラスミノー(L)=上記はかなかな置いていない店でも、これは割りに置いてある店が多いのです。ですがワームの尻尾がフックに絡みやすいのがこの釣りには欠点。フックをワームの真ん中あたりにセットすると良いでしょう。わずかにバレ易くなりますが。

5) エコギア パワーシャッド 4インチ 魚っぽい形はしているが、この釣りではチョとばかしワームの重さが重い・・・。元々使用用途が違うのです。この仕掛けではワームが重ければ重いほど飛距離が落ちます。8号シンカーで飛距離35m

 通常釣具屋さんでは、6パック単位でないと取り寄せてくれません。どうしても無い場合には、ご友人とまとめて取り寄せてもらうしか・・・。

 ラインシステムにしてもそうですが、できるだけお勧めのものでチャレンジした方が、後々悩みが無くて良いですよ。釣れないと結局、お勧めではない部分に、釣れない理由をもっていきますから。私も8年散々試して、(これで釣れなきゃ、場所か、シェイク)というところまで、突き詰めたワーム選択、ライン・システムですから。

<マゴチのヒットポイントについて> 

 
さて〜、昨日、本屋さんへ行きまして(当然、釣り雑誌の近況を見に)、マゴチの攻略法が載ってる本に目が行きました。
 今まで色々な雑誌でのマゴチ攻略解説では、「ワームのズル引き、ただ巻き(ただリールを巻くだけ)」が最も効果的な方法と、どの雑誌でも解説されてきました。

 で、今回その雑誌の記事及び解説をされている方が、根魚・マゴチを20年近くルアーで狙い、数多く釣ってきたフィールド・テスター(新製品のチェック・検証をメーカーから任されている人)で、かな〜り実績のある方。
  その方が、「ワームでマゴチを狙う場合には、ズル引きでは反応しない場合もあり、むしろわずかに浮いていた方が効果的・・・」と、解説していました。

 さて、私が何を言いたいかお解かりですね?
水底からわずかに浮いている?(=ダウン・ショットなのだぁ〜!!)と。
 だから今年も、初心者でも皆さんに良く釣れたのですねっ!マゴチ! (と、今更・・・)
(だって、この仕掛けの原点は、ヒラメ用としてなのですから・・・たまたまマゴチも良く釣れるという・・・)<言い訳>

 ヒラメは水槽実験や、足場の高いところから「見えヒラメ」を釣っていましたので、ヒラメの習性はそれなりに目撃し、自信もあるのですが、ことマゴチに関しては釣れることは解っていても、どうゆう理屈で?どんな風に?と、尋ねられると、これは私だけでなく、多くの人が実際に餌をくわえる瞬間まで、数多く実釣、目撃した人でない限り、「たぶん、・・・でしょう」という曖昧な説明しか、説明のしようが無いのです。
 ましてや私自身に至っては、マゴチの実績は偉そうに語るほどの実績でもない。ただ理屈はともあれ、「ダウン・ショットで、マゴチもみんなに良く釣れてます!」という結果論からの提案。

 他の仕掛けと比較し、根掛かりは少なく、底が取りやすく、この釣法・仕掛けが、マゴチに対してベターとは言えても、何故ベターなのかは、雑誌を情報源に、「ダウン・ショットが、マゴチのタナにも合っているから、釣果があるのでは?」と、仕掛けの理屈からしか言えず、マゴチの食性・習性まで考慮して、力説するほどの実績でもないのです。

 考えてみれば、「ダウン・ショットでヒラメ狙い」より、「ダウン・ショットでマゴチ狙い」のほうが、現状ではもっと異端な狙い方で、マゴチ狙いでダウン・ショットは、まず使われない仕掛け(通常はジグ・ヘッド、もしくはテキサス・リグ=ワームの数十センチ前にオモリ)というのが常識ですから、無理もないでしょ〜 
<と、更に言い訳>

 正直なところ、マゴチの風貌からして、「水底から浮き上がって、喰らいつく」というイメージより、目の前に通りすがった獲物を待ち伏せして、あるいは底に落ちているものを拾って喰う・・・というイメージが強い(多分、私だけじゃ無いと思いますが?)為、マゴチに関しては、ジグヘッドのズル引きのほうが有利かも・・・という思いもありました。

 ですが、この雑誌の解説によって、「ダウン・ショットで、マゴチ狙い」が、かなり理にかなった仕掛けであることを証明してくれたようなものです。(バンザーイ!やっぱりネ!)<この〜お調子者!!>

 やっぱりフラット・フィッシュ狙いには、ダウン・ショットが定番、常識となるよう風が吹いている?・・・この釣法・仕掛けが未常識から常識への扉は近いのかァ〜?(笑) (あ〜よかった!よかった!) 
<フックとジョイントへの、つなぎ糸について>

 フックと、そのチチ輪は釣行前に、釣行前に家でセットしておいた方が便利ですね。現場で作ると、結構焦って作ちゃって、結びが適当になりがちで、そのことによってのロストも出てきますので。
 特に夕まず目や夜釣りの場合は、このように準備しておいた方が、時間のロスが無くていいですよ。通常の釣り糸で、糸巻きの1周でカットして、チチ輪にすると丁度良い長さになり、ロスも無くていいですね。
<03−3月〜8月末までのダウンショット・ダービーについて>

 前半戦の総評としては、海の状態が何十年ぶりという悪い中で、この釣り1年未満の方々では充分な釣果だったのではないでしょうか?もしも今年が去年と同じ海の状態ならば、プラス10センチの争いになり、かなりの数の40オーバーが上がっていたことでしょう。

 これもひとえに、私の仕掛けの・・・<ちゃう!ちゃう!>
え〜これもひとえに、皆様のご協力、ご努力の賜物です。今後ともどうぞよろしくお付き合い下さいませ。m(_ _)m
 
 と、言っている間にすでに第2ステージ!!本来のオカッパリ・ヒラメのメインシーズンに突入で〜す!
 さて、この第2ステージこそ、更なるサイズアップを目指し、ハイレベルな戦いをしたいものです。ダービー登録サイズをヒラメ・マゴチ共、40センチ以上を期待したいと思います。
12/31で締め、いい正月を迎えましょうか!<鬼がワッ、ハッハーと>

 勿論、初ヒットの小ヒラメや珍外道の情報提供は、大歓迎でHP上で紹介したいと思いますので、お気軽に奮って情報提供していただき、情報(波の状況、ヒット時間、ワームの種類・・・)の共有をさせて頂ければければ幸いです。
 このHPはサイズだけでなく、まずは大小抜きに感動の大きさを重要視する姿勢は、今後も変わりません。変えるつもりもありません。それによって徐々に本来の環境保護・美化、キャッチ&リリースの精神の広がりが出てくると確信しているからです。結果ばかり追い求められる時代に、せめて釣りぐらいは、釣れるまでの過程や、釣れずに悶々とすること自体を楽しみませんか?(ちと、真面目)
 仕事と違って納期や、タイムリミットは無いのですから(笑)
<ポイント選びについて>
 
 さてポイント選び、釣行に関しての私の考えは、超有名ポイントは確かにフラット・フィッシュの集まりやすい環境になってはいるとは思いますが、そういう場所は当然ながら釣り人が多くなるわけです。例えば10匹のヒラメを40人の釣り人で、先を争って狙うというような感じになり、釣果も必然的に先着順になると思います。

 ならばメジャーではないけれど釣れた実績のあるマイナーポイントで、2匹のヒラメを自分ひとりで狙ったほうが確立も高くなると思うのですが・・・
 また、空いていますからキャストも遠慮なく出来て、気持ち良くこのhpで証明されている通り、条件(ベイト+潮通し)さえ合えば、まだまだ未開拓の場所はテンコ盛りあると思いますよ〜。平日に休みの取れる場合は、超有名ポイントへ、休日はマイナーポイントへというのが良い釣行の仕方だと思うのですが?
このあたりの浜ならば、キス釣り場=ヒラ・マゴ釣り場だと思ってよいでしょう。
<ワームのカラーについて>

 さて、昨日の投稿釣果で、「115カラーは釣れる!」というコメントがありましたが、このカラーは、お勧めの腹がシルバーで背中がブラックのラメ入りということですが、私の場合も90%このカラーを使っています。
 私の場合はこのカラーが実績があるということもあるのですが、仕掛けをしょっちゅう変えて釣るものですから、これに加えてワームまであれこれ変更すると、釣れたときに仕掛け変更が功をそうしたのか、ワームが貢献したのかが解らなくなってしまうからなのです。
 通称、銀黒というパターンになりますが、スカパー「釣りチャンネル」でルアーのプロに、「もし何百もあるルアーから5つだけ選ぶとしたら、何色?」という質問に、銀黒、金黒・・・と、まぁ、すかさず返答。
 ハードルアーにおいてもこのカラーは、海であろうが、川であろうが、湖であろうが、今までの何十年ものルアーの釣果実績の超定番カラーなのです。
 その理由は、魚に似ているということもあるのですが、腹が銀または金、そして背中が黒というパターンは、薄暗いや朝まず目や夕まず目では、魚の視線からは黒がアピール力あり、明るくなってくるとシルバーがアピール力があるというように、オールマイティーなのです。
 「なんで薄暗い時に、黒が?」という方もいると思いますが、明るい空をバックに下からルアーの見上げた場合に黒がそのルアーのシルエットをくっきり映し出すということなのです。

 ということで、あれこれワームを変えて釣るのも楽しみの一つではあるのですが、どうでしょうか、実績のあるワームカラーを安心して、信用して徹底的に使い込みながら、竿のアクションや、魚の釣り場探しに労力・想像力を割いたほうが良いような気もしますが、いかがでしょうか?

<「釣れない訳」について>

 確かに「お試しセット」とはいえ、それですぐにヒラメが釣れる人もいれば、ぜんぜん反応なしだった人もいるかと思いますが、多分私が想像するにこんなパターンで釣れなかった理由があると思います。

パターン1)
「まぁ、ちょっと細いけど今のナイロンラインのままでもいいだろう・・・」と、ラインシステムを安易に考え、仕掛け紛失続発、またはナイロン糸の伸びによって、ワームが動かず・・・釣れない・・・ギブ・アップ

A:結構多いと思うんですよね。
 ワームがおいしそうに動かないと、100%釣れないと思っていたほうがいいでしょう。この釣りの仕掛けのすべてが(竿、リール、ライン、捨て糸・・・)、少ない竿の動作でいかにワームをうまく(ヒラメにおいしそうに)動かせるかを考えた上で構成してあります。
 まずは「ワームは餌の代わり」という感覚から早く脱出して欲しいものです。ワームがただ単に魚に似ているから釣れるというならば、生き餌のかわりにワームをつけて放り込んでおけば釣れることになりまして、もしそれで釣れるなら、今頃生き餌など釣具屋さんに売っていないことでしょう。

パターン2)
シェイキングとアオル、引っ張るとの区別がつかず、ワームが動かず・・・釣れない・・・ギブアップ

A: シェイキングのポイントを再確認しておきましょう。「チョン、チョン、チョン」とラインを弾き、一呼吸(これはシンカーが、一旦確実に水底に着かせる為)。そして「チョ、チョン」そして一呼吸。さらに「チョチョンのチョン」そして一呼吸。
この3回のシェイクで、竿先が前方30度から始まり、竿先が60度までに収める。この作業は、ひじで竿を引っ張っている人にはできないのです。手首の返しのみでラインをピンピン弾き、ひじはあくまで竿を立てるためだけに使ってください。シェイクのリズムは適当で構いません。怪我をして、ケイレンを起こしたような小魚をイメージしながらやっていただければ結構です。
 シンカーとラインがピン!と、張る瞬間は0.1秒くらいだとイメージしたほうが良いでしょう。ですからラインは、一見すると常に、ボヨン ボヨンと弾んでいるように見え、シンカーとラインの間が張られた瞬間は、一瞬ですから、見た目では、ま〜ずわかりません。

パターン3)
「根掛かりから脱出できるなら・・・」といきなり、強烈な根掛かりポイントでトライ。仕掛け紛失・・・ギブアップ。

A:いくら根掛かりから脱出できるとはいえ、根掛かりにはフックの根掛かりや割れ貝へのライン絡みもありまして、むしろそっちの根掛かりが半分以上を占めます。ある程度シェイク方法によって根掛かりを避けることもできますので、最初はある程度根掛かりの少ない場所でシェイクの練習をし、それからトライしてみてくださいね。

パターン4)
小魚がいて、波も無い場所なのに釣れないなぁ・・・ギブアップ

A: 例えば港内の一番奥や、テトラ帯が岸の20m程先にあり、そのテトラと岸の間なんかはこんな状況ですね。こんな場所は正直釣れないと思って間違いないでしょう。同じ港内やテトラ帯でも、やはりある程度潮の流れが入り込むような場所でないと難しいですね。テトラ帯とテトラ帯の間の、潮の流れ込むところは釣れる可能性はありますが、流れの入り込まないテトラ帯内側は、無理だと思ったほうが良いということです。

 要約すると、竿のアクション(=ワームのピクピクッという動き)と場所選び! たった、これだけですね。
ということで、上記に思い当たるふしが有り、本日の釣果報告の方のように、「よし!もう一度チャレンジしてみよう」という方がおられましたら、多少返信が遅れるかもしれませんが、お気軽に疑問・質問などお寄せくださいませ。
<昔懐かしい、「11PM」服部釣り名人>

 そういえば、スカパーの「釣りチャンネル」で、私と同年代の方ならご存知の「11PM 」 イレブン・フィッシングでお馴染みだった服部名人が出ていまして、懐かしく見ておりました。随分、お年を召したようでしたが、元気、元気。
 考えてみれば「11pm」なんて30年近く前ですもんね。(エッチ・コーナーばっか見ていた人は、知らないのか?(笑)親が寝るのを待って、こっそり見ていたのは私だけ?(爆)

 東京湾でのフッコ(スズキの手前)釣りの釣行なのですが、テーマは餌釣りなのです。もう昔からルアー(らしきもの)も使って釣っていて、その当時自分で作ったルアーというか、通常のオモリを、まんま単にカナヅチで叩いて魚の形にしたものも紹介していて、それで充分爆釣したとの逸話もあり興味深々でした。

 今のルアーと比較したら、とても使おうという気にはならないほど、良く言えばシンプル。悪く言えば、ただの魚の形をした鉛色のオモリのかたまり。それでも釣れると言う事は、ルアーの色や美しさなど、相手の魚にとってはそれほど気にして喰らいついているのではないのかとも、思ってしまいます。

 そして一言、「景色も大きく変わり、釣り方も大きく変わったけれど、スズキはスズキ。今のスズキも、昔のスズキも変わらないんだよね〜」と奥のフカ〜イ一言。(さすが!)
 ルアー釣りも散々やってきた方ですが、あえて数十年前にやっていた餌釣り。なんか非常に懐かしそうに、昔を思い浮かべながら、しみじみ釣っているという感じで、いい感じでした。(あんな風に、釣りと付き合っていけたらいいなぁ〜)と、一人感慨にふけっておりました。
やっぱ釣りはいいですね〜。
<エギング・ロッドについて>03 09/10

 スカパーの「釣りチャンネル」の情報によると、ここ数年「ビシバシ エギング」という竿の操作方法が流行っているらしく、エギに、ルアーのようにすばやいクイックな動きをさせるということなんですが、今までの「ギュ、ギューン」というアオリという方法より、なかり良く釣れるらしいのです。
 そうなると、そういうアクションをエギにさせるには、必然的に竿先に「張り」が必要になり、こういった調子の竿が販売されるようになってくるということなのでしょう。
 ということはですよ、私にとっては願ったり叶ったりで、この釣りに相性の合う竿が、今後益々増えてくるということになります。(いいですねぇ〜世の中の動きが、この釣りの味方をしてくれつつあります。やりぃー!)
<ライン・システムについて>

 ある程度釣り歴のある人からすれば、ずいぶん大雑把なラインシステムだと思われるでしょうね。それは私も重々解ってはいるのですが、難しいことを難しくしたのでは意味が無いし、難しいことをいかにシンプルにするかというのが、これがなかなか難しい。これは釣りだけではなく、仕事でも同じことだと思います。
 本来、釣ることがなかなか難しいと言われるヒラメを、初心者に釣らせようというのですから、やはりなかなか思うようには(かっこいいラインシステムには)いかないですね〜。私が簡単だと思っていることが、以外にも初心者には非常に厄介なことだったりして、カッコより実用性を一番に考えるしかない・・・。   

 やはり「これから釣りをやってみよう!」、「この釣りなら、やれそうだ!」という方々に、一番無難な方法を提案するという形しか、今のところしょうがないのかなぁ〜ということで、大雑把なラインシステムですけれどご了承くださいね。ただ、釣果には影響無しと、実釣で実験の上での提案なので、どうぞよろしくお願いいたします。
<魚のヒットポイントについて>

  釣具屋さんへ行きますと、まぁ様々な道具が販売されている訳ですが、私が良く目に付くもの、(こんなに種類があって、どうやって使うんだろう?)と良く思うのが、「浮き」です。特にグレやメジナ用のもの、へらぶな用のもの沢山ありますが、この浮きというもの単に浮かす為のものでないのはご存知の通り。それ以上に使い方によって釣果にかなり影響を与える大切な道具です。かじった程度で本格的にはやったことはないのですが、その大きな役割は、魚のいる(ヒットする)ところまで、いかに効率よく、的確に餌を送り込むかということなのでしょう。いわゆるタナ取りということなのでしょう。

 同じ餌を使い、同じタックルを使用していても、これが出来るかどうかで釣果に大差がでて来ます。これは餌釣りに限ったことではなく、ルアーやフライフィッシングでも同じ事。
 考えてみれば当然の事で、どんなに新鮮なおいしそうな餌を使っても、どんなに精巧に作られたルアーであっても、あるいはどんなに虫にそっくりな毛針りであっても、魚のいない、あるいは魚の泳いでいる層ではない、魚の捕食行動に出ようとする距離ではない、的の外れたスットンきょんな場所へいくら送り込んでも、釣れないのは当たり前といえば、当たり前。

 要は、魚のタナ(ヒットポイント)に、どれだけ正確に送り込めるかが、どんな釣りにおいても釣果にかなり重要な部分を占めていて、その為の道具が釣具屋さんにテンコ盛りに並べられていると考えてもおかしくないでしょう。
 どの釣りにおいてもこの「タナ」(ヒットポイント)をどう攻略するのかを、釣り人は四苦八苦し、またそのことにお金をつぎ込み、悶々としているのです。

 で、感のいい人、あるいはこのHPを長くお付き合い頂いている方は、私が何を言いたいのか、すでにお気づきですね。 そう!ヒラメやマゴチといった底物を狙う場合に、タナはどこか?ということ。当然底でして、しかもヒラメやマゴチが食べやすい餌までの距離は1m以内というところでしょう。そのタナにいかに的確に正確に、餌(らしきもの)を送り込めるかが、まずはこの種の魚を釣るにあたって最重要項目!ならばどうしたら?

 となると・・・やっぱダウン・ショット仕掛けしかないと思うのですね。<やっぱ、そうきたか!>
 この仕掛けで初心者でも多くの釣果が出ているのは、ワームを使っているからでもなく、シェイキングという珍しい方法だからでもなく、どんな場所(日本海だろうが、太平洋だろうが、自分の初めての釣り場だろうが)、どんな状況でも(引き潮、満ち潮でも、波風があっても、磯場だろうが、急深サーフだろうが)、初心者であろうが、釣り上級者であろうが、誰がどこでやっても、きっちり底30センチ〜80センチの、ヒラメやマゴチ、根魚の「タナ」を攻めることができるからなのですね。
 ですからヒラメやマゴチ、根魚を釣りたいとなると 
ダウン・ショット ダウン・ショット ダウン・ショット・・・・なのですね。

 ただし、タナが合っていても、その場所(釣り場自体)に目標とする魚がいるかどうかを見極めるには、もうこれは経験(釣り歴)を持ってしか解決できない、釣り上級者の本来の腕の差、感、というところです。
 が、上級者といえ結局自然の不可思議には勝てず、「間違いなくこの場所なら釣れる!」と判断しても、そうは問屋が卸さないのが、また釣りでして、面白さでもあり、奥深さでもあります。
やっぱ楽しいですね〜釣りは。
<ワームについて>

 私がストレートやミノー系ワームをお勧めする理由は、まずはフックが絡みにくいということ、虫にも見えるから他の根魚にも有効なことなどありますが、一番私がこだわっている事は、泳ぐワームは余り使用したくないかなぁーということです。あくまでも自分の操りによって釣りたいのです。 だって、せっかく大物を釣り上げても、「そのワームの泳ぎが良かったんじゃない?イイワームなんだね〜」などと、腕よりワームを褒められたあかつきには、がっかりしますもんね。
 このストレートのワームを、ただ引きするだけでは、ヒラメはまーず厳しい!ですからこれは私の単なるこだわりなのですが、「だからストレート!」誰にも文句を言わせないストレート! なんです。百人がシェイクすれば、百通りのワームの動きになります。ですから釣れたのではなく、釣ったのです。

 シャッドテール(ヒラヒラの付いた尻尾のもの)のワームは、ストレートと比べて釣果に差はないと思いますが、こだわりですねっ。ストレートやミノー系の自分で動かして釣るワームに固執するのは。

 虫系ワームは小物が釣れる場合が多いのでは?ということに関しては、あり得ることかもしれませんが、それで良しと考えています。まずは何の魚でもいいので、「こんなもので釣れるんだぁ〜」という感触を、いち早く体験してもらいたいのです。ヒラメでなくても根魚が釣れればシェイク方法に問題無しというふうに考えていまして、釣果報告で「根魚が釣れました!」という報告に対して、ならばヒラメが釣れるのは時間の問題ですよ!と必ず皆さんにお答えしています。根魚の方がシェイクがちゃんと出来ていないと釣れにくいからです。

 また、特にこのhpでは、餌釣り出身の方が非常に多いため、そういった方々はどうしてもワームやルアーに対してアレルギーがあり、餌釣りのほうが釣れると言う固定観念があるのです。そのアレルギーや、固定観念を、いち早く脱却していただくためにも、魚の大小はともあれ、こだわりを持ちつつも、一番釣果確率の高いものをお勧めしたいのです。

<ズル・ちょんリトリーブ(勝手に命名)について> 

 今日は「ズルチョン・リトリーブ」(勝手に命名)について。
 私の場合、釣行回数は多いものの、短時間釣行が多いため、できるだけ効率的に魚影が濃いか、薄いかを判断し、多いと判断された場所で、より細かく攻めるという方法を取る場合が多々あります。魚影が濃いか、薄いかというのは、あたりが出るか出ないかということですが、数時間で数ヶ所回るということになりますと、シェイクのみでは探りきれない、回りきれないこともありますので、ヒラメの食いにできるだけ影響が出ないような、ぎりぎりの早い(といっても、かなりのスロー)巻上げで、広範囲に探る必要があります。そのときによくやるのが「ズルチョン」。

 ズルというのは、リール1回転(約15センチ)で、「ズル ズル チョンチョン、ズル チョンチョン、ズル チョン、ズル チョン、 ズル チョンチョン」(大爆?)こんな竿のアクション、ペースで、+ シンカーは水底にちゃんと這わせたまま行います。なるべく素早く魚影を探りながら、しかもヒラメに食いのタイミング(ストップ・モーション)を与えるということですね。
 
 すべてをシェイクで行うより、少なくとも2倍以上のスピードで、引き寄せることになりますが、ヒラメのアタックには影響の無いスピードだと思っています。ですがズルがあるぶんだけ、バラシも多少増えますが、それは最初から覚悟の上。とにかくいち早く、その場所に魚がいるか(寄ってきているか?)どうかを確認するためにやっています。また長時間の釣行の場合で、腕が疲れてくると思わず、やってしまいますね。(特に釣れていないと)

 この方法でも釣れますが、狙った,まったく同位置で(シンカーを移動させず)シェイクをして、誘って釣れたことも多いので、この「ズルチョン」は、やはりメインでなくてサブかなぁ〜
 ケース・バイ・ケースで、お試しあれ。特に1回(1日)の釣行時間を長く取れ、腕の疲れる方は。



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